「外出しない日も日焼け止めを塗ったほうがいいの?」
「曇りや雨の日まで紫外線対策は必要?」
「SPF50を毎日使ったほうがいい?」
日焼け止めについて、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
紫外線対策というと夏のイメージがありますが、紫外線は季節を問わず地表に届いています。
ただし、毎日必ず同じ日焼け止めを使えばよいわけではありません。大切なのは、季節や過ごし方、肌の状態などに合わせて無理なく紫外線対策を続けることです。
この記事では、日焼け止めを使う理由やSPF・PAの基本、室内で過ごす日の考え方、日焼け止めの選び方まで、コスメコンシェルジュの視点から分かりやすく解説します。
日焼け止めは毎日必要?
紫外線は夏の晴れた日だけではなく、一年を通して地表に届いています。
そのため、紫外線対策は「夏だけ行うもの」と考えるのではなく、季節や生活スタイルに合わせて日常的に取り入れることが大切です。
たとえば、冬や曇りの日でも紫外線がまったくなくなるわけではありません。
通勤や通学、買い物、洗濯物を干す時間など、短時間でも屋外で過ごす機会がある場合は、日焼け止めを取り入れるとよいでしょう。
一方で、紫外線対策は日焼け止めだけに頼る必要はありません。
帽子や日傘、衣類なども組み合わせながら、自分が続けやすい方法を選ぶことがポイントです。
紫外線には「UV-A」と「UV-B」がある
紫外線対策を考えるうえで知っておきたいのが、「UV-A」と「UV-B」の違いです。
UV-Aは地表に届く紫外線の多くを占め、窓ガラスを通過する性質があります。
一方、UV-BはUV-Aと比べると地表に届く量は少ないものの、肌が赤くなる日焼けなどに関係しています。
日焼け止めに表示されている「SPF」と「PA」は、それぞれ異なる紫外線への防御効果を示す目安です。
SPFとPAの違いとは?
日焼け止めには「SPF30」「PA+++」などの表示があります。
なんとなく「数字や+が多いほうがいい」と選んでいる方もいるかもしれませんが、それぞれ意味が異なります。
SPFとは
SPFは、主にUV-Bを防ぐ効果を示す指標です。
日本では「SPF50」まで表示され、それを超える場合は「SPF50+」と表示されます。
数値が高ければよいと考えがちですが、毎日の生活で必ずSPF50+が必要というわけではありません。
PAとは
PAは、主にUV-Aを防ぐ効果を示します。
「PA+」から「PA++++」までの4段階で表示され、「+」が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高いことを表します。
日焼け止めを選ぶときはSPFだけを見るのではなく、PAも一緒に確認してみましょう。
室内でも日焼け止めは必要?
一日中家にいる日は、「外に出ないから日焼け止めはいらないのでは?」と思いますよね。
室内での紫外線対策は、過ごす場所によって考えるのがおすすめです。
UV-Bは一般的な窓ガラスを通過しにくい一方、UV-Aは窓ガラスを通過する性質があります。
そのため、窓際で長時間過ごす場合や、日当たりのよい部屋で過ごすことが多い場合などは、室内でも紫外線対策を取り入れる選択肢があります。
反対に、窓から離れた場所で過ごすなど、紫外線を浴びる機会が少ない日は、屋外で長時間活動する日と同じような対策をする必要はないでしょう。
「家にいる=必ず塗る」「家にいる=絶対に塗らない」と決めるのではなく、自分の生活環境に合わせて判断することが大切です。
曇りや雨の日も紫外線対策は必要?
曇っていると日差しを感じにくいため、紫外線も少ないように感じます。
しかし、曇りや雨の日でも紫外線がゼロになるわけではありません。
特に長時間外出する場合は、天候だけで判断せず、日焼け止めや帽子などを活用するとよいでしょう。
毎朝のスキンケアの最後に日焼け止めを使用する習慣をつけておくと、「今日は曇っているから塗り忘れた」といったことも防ぎやすくなります。
日焼け止めはどう選ぶ?
日焼け止めは、使用するシーンや自分の肌に合わせて選ぶことが大切です。
日常の買い物や通勤などと、長時間屋外で過ごす日では、必要な紫外線防御効果も異なります。
たとえば、日常生活ではSPF・PAが比較的低めの商品を選び、レジャーや屋外で長時間過ごす日は紫外線防御効果の高い商品を選ぶなど、使い分ける方法があります。
また、数値だけではなく使用感も大切です。
日焼け止めには、
・ミルクタイプ
・ジェルタイプ
・クリームタイプ
・スプレータイプ
・スティックタイプ
など、さまざまな種類があります。
毎日使うものだからこそ、「塗るのが面倒」と感じにくいものを選ぶことも継続するためのポイントです。
敏感肌の日焼け止め選びで意識したいこと
肌が敏感になりやすい方は、SPFやPAの数値だけで日焼け止めを選ばないことも大切です。
「敏感肌向け」「低刺激設計」などと表示されている商品もありますが、すべての方に刺激が起こらないという意味ではありません。
成分や使用方法を確認し、自分の肌に合った商品を選びましょう。
新しい日焼け止めを使用して赤みやかゆみ、刺激などの異常を感じた場合は使用を中止してください。
症状が続く場合は、皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。
日焼け止めを塗るタイミングは?
朝の日焼け止めは、基本的にスキンケアの最後、メイクの前に使用します。
一般的には、
洗顔
↓
化粧水
↓
美容液
↓
乳液・クリーム
↓
日焼け止め
↓
化粧下地・ファンデーション
という順番です。
ただし、商品によって推奨される使用方法が異なる場合があります。
日焼け止め効果のある化粧下地などもあるため、使用する商品の説明を確認しましょう。
日焼け止めは塗り直したほうがいい?
日焼け止めは、一度塗れば一日中まったく変化しないわけではありません。
汗をかいたり、タオルで拭いたり、衣類などでこすれたりすることで落ちることがあります。
特に屋外で長時間過ごす日や汗をかきやすい日は、商品の説明を確認しながら必要に応じて塗り直しましょう。
メイクをしている場合は、UVカット機能のあるパウダーやスプレーなど、メイクの上から使いやすいアイテムを活用する方法もあります。
コスメコンシェルジュとして伝えたい日焼け止め選びのポイント
日焼け止めを選ぶときに「とりあえずSPF50+・PA++++を選べば安心」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、紫外線防御効果の高さだけでなく、「どこで・どのくらい過ごすのか」「毎日無理なく使えるか」という視点も大切です。
毎日の通勤や買い物と、真夏の屋外レジャーでは、日焼け止めに求める条件が異なります。
また、テクスチャーや香り、白浮きのしにくさ、メイクとの相性なども使い続けやすさに関わります。
コスメコンシェルジュとしておすすめしたいのは、「一番数値が高いものを選ぶ」のではなく、生活シーンと肌の状態に合わせて選ぶことです。
日常用とレジャー用で日焼け止めを使い分けるのもよいでしょう。
日焼け止めだけに頼らない紫外線対策も大切
紫外線対策は、日焼け止めだけで行うものではありません。
日傘や帽子、UVカット機能のある衣類、サングラスなどを組み合わせることで、日焼け止めを塗りにくい部分もカバーしやすくなります。
特に長時間屋外で過ごす日は、日焼け止めだけではなく複数の方法を組み合わせることを意識しましょう。
無理なく続けられる方法を生活の中に取り入れることが、毎日の紫外線対策につながります。
まとめ
紫外線は夏だけではなく、一年を通して地表に届いています。
そのため、季節や天候だけで判断するのではなく、自分がどこでどのように過ごすのかを考えながら紫外線対策を取り入れることが大切です。
室内でも窓際で長時間過ごす場合などは、日焼け止めを使用する選択肢があります。
また、日焼け止めはSPF・PAの数値だけではなく、肌質や使用するシーン、使用感なども考えて選びましょう。
「毎日絶対にSPF50+を使わなければ」と難しく考える必要はありません。
自分の生活に合った日焼け止めを選び、帽子や日傘なども上手に組み合わせながら、続けやすい紫外線対策を習慣にしていきましょう。
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